「おいクソガキ」とかそんなこと言えない
この前さ、電車のってたらさ、隣に親子が座ったのよ
子供(推定8歳くらい)のほうが僕の隣でさ、そのさらに隣が親なんだけどさ
その子供がむしゃむしゃ卑しくクッキーみたいなお菓子食ってるわけ
んでさ、そのお菓子のカスがボロボロと僕のスーツに降りかかってきたわけ
何それ?どんな挑戦?
とか思ったんだけどさ
そんなワケなくて
うわーとかなりながら
その粉なんか効能あんの?お礼言うところ?
とか心の中でひねくれてみたけどやっぱ違うよなー
ふざけんなと
冗談じゃないぞと
これ怒るところだよなーなんて思ったんだわ
怒るとしたら子供に?親に?
て疑問がでてきたんだけど
やっぱ親にだろうなー
保護者だもんなー
とか思って
いや、子供に怒るのも教育的に正解なのかもしれないけどさ
だってその親が教育できてないからこんなことするんでしょ?
だったら俺が怒ってやるしかない?なんて使命感を感じてみたものの
でもね、こんな年端もいかない子供に僕みたいのがなんて言って怒るのよ
怒るっていうくらいだから語気も強めでさ、言葉もアレになるじゃん
「おいクソガキ」とかから入るの?
ヤダなにそれ、なんか僕がすごい大人げない非常識で自己中な人みたいじゃん
「子供相手に(ヒソヒソ)」とかうしろ指さされるのも寝ざめが悪いというか胸糞悪いし
なんか子供も知らないおっさんに怒られたとか心的ストレス障害とかになっても困るじゃん
そりゃ電車内という公共の乗り物の中で卑しくクッキー的なお菓子ボロボロこぼしながら食ってその喰いカスの粉を他人にふりかけながら迷惑をかけておいて、その上両手に持ったクッキー的なお菓子しか目に入ってないようなお行儀の悪いイケナイ子なんかは一発くらいスリッパでひっぱたたかれたって誰もが納得しそうだし、僕も咎められないような気もするんだけどさ
なんか気が引けるよなーとか
悪者になりたくないよなーとか
自分の好感度を守りだしちゃって
そんなこと考えちゃったらもう何も言えなくてさ
そして、そんな躾も教育もできない鼻くそみたいな親になんかスゲームカついてきて
いざ自分が子供持ってもこういうクズな親にだけはなりたくないなーって思ったわけ
結局その親にも何も言えなかったのは僕が小心者なだけなんだけどさ
なんつーか…クッキー的なお菓子の粉をかけられ損でなんか納得いかないわー
んで、帰ってこっそり涙を拭いたのはここだけの秘密ね。内緒だから
それにしても、ガキにクッキー的なお菓子の粉をふりかけられるのがあんなに屈辱的で悔しくて儚くて切なくて会いたくて会えなくて心震える西野カナ的だなんて…想像もしなかったな
途中から主旨変わった?おk?まぁいいや、どっちでもいい
あのさ、上手く説明できないんだけど…そんな事件があったってことを
ただ知って欲しかっただけから
てか、
「生きるって…苦しいな…」
僕はゆっくりと空を見上げるなう!